1952-05-17 第13回国会 衆議院 内閣委員会 第24号
○船田委員 佐々木次官から、根本の考え方は、私の考えておりますのと同じようであるということを伺いまして、満足に思う次第でありますが、しかし根本の考え方が同じであつても、やむを得ずこういうような改正をしなければならないというようになつておりますことをまことに残念に思うのであります。ただ問題は、国民の生命、財産の保護という重大なことに関することなのでありまして、不十分ながらこれで努力して行くというのでは
○船田委員 佐々木次官から、根本の考え方は、私の考えておりますのと同じようであるということを伺いまして、満足に思う次第でありますが、しかし根本の考え方が同じであつても、やむを得ずこういうような改正をしなければならないというようになつておりますことをまことに残念に思うのであります。ただ問題は、国民の生命、財産の保護という重大なことに関することなのでありまして、不十分ながらこれで努力して行くというのでは
○船田委員 運輸省設置法の一部改正法律案につきましては、一つは、今問題になりました観光部の廃止について、私としては観光審議会の設置に関し、あるいは今の行政管理庁の設置、及び国家行政組織法の制定などについて多少関係いたしました立場から、またもつと個人的に言いますと、観光事業の重要性をしよつちゆう認めておりますところの県から出ておりますので、御質問申し上げたいと思つたのでありますが、きよう横田参考人からも
○船田委員 ただいまの大臣の御説明では、保安庁は防衛事務と同時に警察事務を取扱う、その二つの間に主従の関係がない、軽重の関係がないというお話で、つまり保安庁は防衛機構であると同時に、警察補助機構であるということになると思うのでありますが、そういうようなことは、この防衛事務とそれから警備事務と申しますか、この二つはその事柄の本質上性格が、まつたく相反するというわけではおりませんが、非常に違う性質のものなのであります
○船田委員 その次にこの法案によつてつくらるべき保安庁という機構の性格をどういうふうにお考えになつておるかについてお尋ねしたいのですが、法案の第四条を見ますと、「保安庁は、わが国の平和と秩序を維持し、人命及び財産を保護するため、特別の必要がある場合において行動する部隊を管理し、運営し、及びこれに関する事務を行い、あわせて海上における警備救難の事務を行うことを任務とする。」というふうになつておりまして
○船田委員 ごく簡單に二つ、三つ御質問申し上げたいと思います。実は私大橋大臣が提案理由の御説明をなさつたこの前の委員会にやむを得ない用事で出席いたしませんで、その御説明を承らなかつた。その提案理由の説明の原稿を見たいと思つたところが、この法案に限つて提案理由の説明の原稿がわれわれに配られておらない。大体が、政府側から提案理由の説明がある場合には、それより前に原稿が配られておるのが例でありまして、また
○船田委員 私は改進党を代表いたしまして、本法案に反対するものであります。 この法案によりまして改正される海上保安庁の機構その他につきましても、いろいろ問題があると思うのでありますが、それは略しまして、特に海上警備隊を創設しようとする第二章の規定でありますが、法案の第二十五條の二によりますと、「海上警備隊は、海上における人命若しくは財産の保護又は治安の維持のため緊急の必要がある場合において、海上で
○船田委員 ちよつとそれと関連しまして特例審議会の権限といつて——法律で規定するほどはつきりしたものだというわけではありませんが、実質的な意味で権限という言葉を使つて質問したいのですが、特例審議会でもつてある結論に達したというような場合に、それに基いて実際に恩給局の方で案をお立てになることだと思いますが、これまでの恩給関係に関するいろいろな処置について見ますと、どうもとかくいろいろな要望が達せられない
○船田委員 その次は恩給法特例審議会の機構、組織その他政令で定めるということになつておりますが、大体の構想はどんなふうになるのか、ちよつともう一度御説明を願いたい。
○船田委員 二、三簡単に質問を申し上げたいのですが、第一は第二條の期限の点であります。申すまでもなく、できるだけ早く審議を終了して救済といいますか、援護といいますかを実施するようにしなければならないのでありますが、審議会で審議して、先ほどお話がありましたような、二千億とか千七百億とかいうのではないにしても、たとえばその半額でも支出しなければならないというような結論に達しました場合に、それをできるだけ
○船田委員 そうしますと、結局この法案が今度通過いたしたとしても、平和條約の発効後には再びこれを審議しなければならない情勢が起きて来るということを、大体政府側も予定しておられると思うのでありますが、それと関連しまして、昨日も私問題にいたしました海外渡航その他に関する事務が、欧米局にあるというようなことについても、お考えを願いたいと思うのであります。昨日は、アジア諸国が独立したという新しい情勢に応ずるという
○船田委員 私は実はきのう開かれました外務委員会との連合審査会で、主として外務委員の方々から行われ、また私自身も行いました質問、それに対する島津政府委員の御答弁と多少重複しても、きよう大臣または政務次官から政府の方針について責任ある御答弁を願い、また内閣委員としての質問を申し上げたいとこう思つておつたのでありまするが、草葉政務次官が御都合で御退席になりましたので、そういう意味で私の質問はまた別の機会
○船田委員 今すぐにどうこうというほどのことでもありませんが、その点朝鮮問題の重要性を十分お考えくだすつて、しかるべく御処置を願いたいと思います。 その次はアジア局と欧米局との所掌事務についてのことなんですが、第八條のアジア局の方にはありませんで、第九條の欧米局の方の第四号に「海外渡航、移住、旅券の発給及び査証に関すること」というのが入つております。この点なぜこういうふうに欧米局にだけ海外渡航その
○船田委員 今の御説明の中でのアジア局についてちよつとお尋ねしたいのですが、問題は朝鮮に関することであります。今の御説明ですと、アジア局の中の一課の中で、中国関係と一緒に朝鮮関係も取扱う御予定のようなんですが、申し上げるまでもなく、対朝鮮の問題は非常に重要性を帯びまた複雑性を帯びておるのでありまして、現在国内にいる朝鮮人で、大韓民国人として登録した人たちの数は、表面上比較的少いようでありますが、それ
○船田委員 今すでに守島委員から御質問がありましたので、それとの重複を避けまして、ごくこまかい点で、二、三簡単に御質問申し上げたいと思いますが、政府から提出された資料では、この法案によつて設置される各局の内部が、どのくらいの課にわかなるのか、またその各課がどんなことを取扱うのかということに関する御説明がありませんで、どの程度になるのか見当がつきませんが、もしできますならば書類で御提出を願いたいし、それほどきまつておらないというのでしたら
○船田委員 議題となりました行政機関職員定員法の一部を改正する法律案につきまして、国民民主党を代表して、わが党がすでに提出いたしました修正案を支持しで、政府原案並びにこれに対する自由党の修正案に対して反対の意を表明するものであります。 政府は、すでに昨年行政制度審議会をつくつて、行政機構の根本的な改革に関する案の作成を求め、本年はまた政令改正諮問のための委員会をつくつて、同様の趣旨をもつてする案の
○船田委員 ただいま議題となつております行政機関職員定員法の一部を改正する法律案に対しまして、国民民主党を代表してこの修正案の提案の理由を説明申し上げたいと存じます。まず修正案の案文を申し上げます。 行政機関職員定員法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。 第二条第一項の表の農林省の項中「二〇、五四八人」を「二四、五一一人」に、「一五、二四二人」を「二九、四五四人」に、「五八、五一四人
○船田委員 長官のお話では、機構改革に関する案はできるだけ早い機会にというお話でありますが、なるべくならば、もう少しはつきりと、いつごろ御提案になる御予定なのか承りたいと思います。
○船田委員 ただいまの御答弁によりまして、事務の簡素化を基礎とする定員法の改正につきまして承りましたが、考えますと、行政事務を簡素化するという限りは、多少なりとも実際に即して良心的に簡素化を行おうとしますれば、少くとも実際問題として、多かれ少かれ行政機構の改革、行政機構の簡素合理化と関連して来ると思うのであります。現に今長官も言われた政令改正諮問のための委員会の答申を見ましても、相当大幅に行政機構の
○船田委員 行政機構をできるだけ簡素なものとする、行政事務の能率を高める、国民の負担を軽くするという趣旨をもつてする行政整理を、できるだけ早く断行する必要があるということは、われわれもまた常に主張して来たところでありまして、その整理のためにある程度の犠牲もやむを得ないということは、われわれも考えておるのであります。従つて先日行われました橋本長官の提案理由の説明の中にもあつたような、「行政を簡素化し、
○船田委員 私もまた国民民主党を代表いたしまして本法案に賛成するものであります。 昭和二十三年の八月この審議会がつくられますときに、われわれとしては三年もすればこの引揚げ同胞に関する問題は解決もつくだろうし、また解決つけなければならないというような考えでおつたのでありますが、不幸にして今に至るもソ連地区及び中共地区に抑留されております同胞の帰還の問題等はほとんどまつたく解決されておらないようた状態
○船田委員 結論的には国民民主党は本法案に賛成いたします。しかし政府はあらゆる機会に統制の撤廃、自由経済への復帰というようなことを唱えますとともに、他方において行政機構の簡素化、行政整理断行ということを公言しておるのであります。そうした立場からいたしまするならば、物価庁というようなものは、その機構をできるだけ早く縮小する、あるいはさらに廃止するのが当然ではないかと思つておるのであります。それにもかかわらず
○船田委員 大体了承いたしましたが、ちよつとあと一言お伺いいたします。そうしますと、今実はいろいろ本委員会などでも行政機構の改革に関しまして審議を進めておりまして、運輸省あたりからも説明を聽取したこともあるのでありますが、そういう改革とは無関係に、今度できます航空庁というものは続けて行くというような御方針なのでありましようか。その点だけちよつと御質問申し上げます。
○船田委員 その点は、もし行政機構の根本的な改革が通常百会において出て来るといたしますれば、予算関係などもそのときに審議できるのではないかというような気がいたすのであります。私お聞きしたのは、今しいてそんなに早く審議しなくてもいいのじやないか、これがきわめて常識的な考え方でありますから、お聞きしたのであります。特に改革に先だつてやらなければならないという点を、もしおさしつかえなかつたら、もう少し御説明願
○船田委員 ただいまの御説明によりまして、大体御提案の趣旨はわかつたように考えるのでありますが、電気通信省の外局であつたものを運輸省の外局に持つて来る。また今江花委員からもお話がありましたように、なぜ外局にしなければならないかというようなことを、もう少し根本的に御説明を願わなければならないのではないかと思うのであります。現内閣では行政整理と関連して、根本的に行政機構を改革して行こうということをもくろんでおられるようでありまして
○船田委員 われわれは関東信越班として、関東信越の治山治水行政機構とその運営に関して、利根川及び天龍川の現地について実情を調査いたしたのでありますが、その報告の大要は書面にしたためてありますので、これを差出したいと思います。でありますから、全部省略させていただきたいと思います。
○船田委員 これは一体行政整理になるかどうか疑問なんですが、行政機構のいわば合理化と言いますか、そういうような面から、前々から幾つかの省を合せて府と申しますか、何と申しますか、その上のもので統合する形をとつたらどうかという意見、これは主として参議院方面などにもあつたようでありますが、たとえばさつきちよつとお話になりました運輸省と逓信省とを合せるというようなこと、たとえばそういう二つの省は省として、あるいは
○船田委員 ちよつとお伺いいたします。先ほどのお話でございますと、行政整理で人員を約三割とか削減するということから出発して、御審議をお進めになつたようにも受取れたのでございますが、そうでなく、たとえば行政事務の性質とか分量とかいう方面からの、いわば合理的な面から考えて行政機構を簡素化する、そういうようなお考えは審議会でお出にならなかつたのでございましようか。
○船田委員 今食糧庁のことが問題になりましたので、ちよつと関連して聞きたいのですが、大分昨年の行政整理のために專任検査官のいない町村が出て来ておることは御承知の通りであります。たしか二千七百人ばかり足りないというお話を承つたのですが、これを見ますと、六百二十四人の増ですが、これでどの程度の專任検査官のいない町村を埋められるのか、お見みをお知らせ願います。
○船田享二君 ちよつとお尋ね申し上げたいのですが、この引揚促進の問題について、政府としても名案がないということは、やむを得ないことかとも思うのでありますが、なお先ほど私が申し上げた数字以外に、何か材料があられて、どのくらい北鮮に残つているかということの推定もつかないものでしようか。何人くらいいるかということについて、外務省当局のおわかりになつておる程度でお教え願いたいと思います。
○船田享二君 北緯三十八度以北の一則鮮地区に残留する同胞の引揚げ促進をやつてもらいたいという請願の趣旨を、紹介議員として簡單に御紹介申し上げまして、御審議を煩わしたいと思います。 終戰当時に北鮮におりました同胞は、満洲からの避難民を加えまして約三十三万人といわれておりますが、そのうち約一割が昭和二十一年春ごろまでに死亡したと伝えられておりまして、それから八割七分は脱出いたしまして、昭和二十一年十二月
○船田委員 河野金昇君が今ちよつと見えませんので、かわつて請願の趣旨を御説明申し上げたいと思います。御承知のように、昨年の七月までは大正十二年に制定された恩給法がそのまま行われておつたのでありまして、その間に俸給令の改正が九回あつたに対しまして、恩給額の改訂はわずかに二回にとどまつておりまして、そのためにその平均額が月額にしてわずか三十数円という、むしろこつけいな、みじめなものであつたことは皆さん御承知
○船田委員 日光の國宝建造物修理に関する請願につきまして簡單に説明申し上げて御審議を煩わしたいと思うのであります。 日光の二荒田、東照宮、輪王寺といういわゆる二社一寺にあります國宝建造物の價値その他につきましては、私から申し上げるまでもなく皆様すでに御承知のことと思うのであります。國宝として非常に價値があるばかりでなく、日光一帯が観光の中心地でありまして、その方面から見ましても、この國宝を十分に保護
○船田委員 私は新政治協議会を代表いたしまして、きわめて簡単に本法案及び水谷君提出の修正案に対して賛成の意を表するものであります。もちろん第七條、第八條、あるいは第十三條以下の規定のごときは、ただいま社会党あるいは民主党の諸君からお話がありましたように、運用を誤るにおきましては、國立学校、ことに大学の自主性、自治性を害するに至るおそれが十分にあると思われるのでありますが、これらの規定は、むしろ單なる
○船田享二君 ただいま議題となつております三法案のうち教育職員免許法及び同法施行法の両案に対しまして、私はできるだけ簡單に、新政治協議会を代表いたしまして反対の意を表明いたします。(拍手) 申し上げるまでもなく、この法案は、その趣旨とするところはまことにけつこうと考えられるのでありますが個々の規定につきまして、これを現状と照し合せまして考えまするときは、多くの疑いを持つ規定が含まれておるのであります